国家公務員中途採用
国家公務員中途採用者選考試験は、政府の再チャレンジ支援の一環として行われています。年齢以外に受験資格の制限はありませんが、難易度は全般に高く倍率も高くなっています。国家公務員中途採用試験の対策や勉強方法、各種講座なども紹介します。
国家公務員中途採用者選考試験
国家公務員の中途採用は、政府による再チャレンジ支援の総合プランとして行なわれています。また30代の方を対象とした国家公務員の中途採用者の採用枠が設けられました。つまり30代のフリーターや転職希望者などが、安定した職業だとされる公務員になれるチャンスが広がったということです。
国家公務員中途採用の試験レベルとして高校卒業者であれば十分で、受験資格についても年齢の制限のみで学歴の制限はありません。公務員の試験については公開平等の試験であり、能力のみに基づいて任用することが定められていますので年齢だけが受験資格で制限されるようです。
国家公務員中途採用試験の倍率
国家公務員中途採用選考での再チャレンジ試験では、2008年では1万248人が出願しました。人事院の発表では171人が採用枠とされていましたが、それに対し1万248人が出願したということは合格倍率としては約60倍ということになります。状況としてはやはり国家公務員は競争率が高いということになります。
国家公務員の中途採用は初年度の2007年ではこの60倍よりはるかに高い165倍ですから、60倍の方が少しはましとも思われます。いずれにしてもやはり簡単には合格できないというのが現実かもしれません。また今回倍率が下がったことは制権交代などが影響しているのではといわれています。
国家公務員中途採用の対策や勉強方法
国家公務員中途採用試験では、高校卒業程度の知識があれば問題ないとされています。ですが本格的試験ともなれば、ましてや30代だとすればいくら高校を卒業したからといってその記憶が定かでないことも確かです。そのためにはやはり試験対策として勉強は必要になります。まず一般的に考えられるのは、本屋などで参考書を買い自分なりに勉強することでしょう。
国家公務員中途採用試験を受けるにあたり、自分なりの勉強では自信がない方などはセミナーなどで勉強してみるのもいいでしょう。対策講座など学習に関するプランがしっかりとしている学校や講座で勉強をするのもひとつの方法です。
国家公務員中途採用の難易度
国家公務員の中途採用に関して、職務内容ごとに出願しますが全般的に難易度は高いといわれています。また出題範囲の広さを考えた場合には、独学での合格は難しいともいわれています。ですが独学であっても合格する方がいるのも確かなことですので、無理にセミナーなどに行く必要はないと思います。
国家公務員の中途採用はあくまで再チャレンジ支援として、また勝ち組や負け組などという固定化を防ぐためにも行なわれています。高卒、大卒関係なく受験資格がありますので、転職などをお考えの際にはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。国家公務員試験プログラムが用意されたセミナーや学校もたくさんあります。