生命保険一般課程試験は、(社)生命保険協会が主催する生命保険募集人登録のための業界資格です。生命保険一般課程試験の日程や合格点、テキストや練習問題の情報です。試験対策や受験までの流れ、合格者のその後のスキルアップについても紹介します。
生命保険一般課程試験は、生命保険会社の団体である(社)生命保険協会が主催しています。生命保険の募集人である外交員や代理店・生命保険を扱う金融機関の営業マンが、生命保険の取扱いについて信頼される資質を持つことを目的として定められた教育制度の第1段階です。
生命保険一般課程試験に合格してはじめて、生命保険募集人として登録することができます。ですから営業職の場合には、合格することが必須となります。生命保険商品の取扱者として最低限の必要知識の試験ですから、それほど難易度は高くないようで、合格率は高いようです。
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生命保険一般課程試験は月に1度実施されます。受験までの流れとしては、各会社で30単位32時間の研修を受けてから2ヶ月以内に受験します。新入社員の場合ですと、6〜7月度の受験が多いようです。一般の企業でも入社時研修は1〜2ヶ月ですから、研修教育の一環ともいえますね。
生命保険一般課程試験に合格すると、財務局への登録前に15単位28時間の登録前研修を受けます。登録後は、1ヶ月間の実地指導を受けます。保険代理店の社員の場合には、登録前研修の前に業務委託説明会に参加する必要があります。全て終了すると、生命保険の募集人になれます。
生命保険一般課程試験を受験する場合、研修用のテキストと自習用の練習問題が配布されるようです。内容は生命保険の基礎知識となっていて、決して難しいことではないと思います。業界人としての心構えや、社会貢献の精神といった記述もあるようです。業界資格試験対策のテキストや練習問題ですから、一般的な国家資格対策のようにハードルは高くありません。
生命保険一般課程試験の合格ラインは70点以上です。ですがある受験者のブログを見たら自分は満点、他の合格者も90点以上だったと書いてありました。「試験」というよりは、研修をしっかり受けたかの確認ですね。
生命保険一般課程試験に合格して、登録が受理されれば生命保険商品の販売ができます。その後12時間以上の専門課程研修を受講し試験に合格すると、ライフコンサルタントの称号が与えられます。次に応用課程の試験に合格すると、シニアライフコンサルタントの称号が与えられます。顧客ニーズを満たす能力をアップさせていきます。
スキルアップの最終課程が、生命保険大学課程です。トータルライフコンサルタントとして、ファイナンシャルプランニングに必要な知識を身につけます。ほかにも、変額保険販売資格試験があり、体系的なスキルアップを目指していきます。